「九州の醤油が甘い」なんて考えた事もなかった…何せこれが普通だと思っていたから

どうも、たつとら(@tatsutora6) です。

皆さん、九州の醤油って甘いんです。知ってました？

なんて常識的な質問しちゃいますが、実際ボクは数年前までは甘いのが普通だと思っていました…

なぜなら、実際実家にいたら食卓に出てくるのはいつも甘い醤油でそれ以外は刺身の時にたまに出てくる刺身醤油。

普段からそれだから、甘い醤油が普通だと思っちゃいますよね。

しかしながら、九州出たら判ったんです「醤油って辛いやん！」と。

九州の醤油が甘いのは？

では、九州の醤油は何故甘いんでしょう。

気になったんで調べてみましたが。

諸説あり、よく言われている説は２つほどあるみたいですが、

• 砂糖が手に入りやすかった
• 新鮮な魚に合わせるため

砂糖が手に入りやすかった

江戸時代、日本は鎖国していて長崎の出島からしか砂糖を輸入することができなかったそうです。

また、当時の琉球（沖縄）や周辺の温暖な地域で砂糖の栽培が始まり九州地方は他の地域よりも砂糖が手に入りやすかったみたいですね。

そこから、ごちそうであればあるほど貴重な砂糖を使われるようになり醤油にも使われるようになったそうです。

新鮮な魚に合わせるため

そして、九州の人は新鮮な魚を好んで食べる傾向があり新鮮な魚は身が固く旨味がないという…

確かに言われてみれば、新鮮で冷凍した魚を頂いた時、その魚を解凍したばかりのものは固く余り味も感じないような…

そこで、醤油に甘味や旨味を加えた醤油が好まれて使われるようになったようです。

逆に関東なんかの魚は身が柔らかく旨味もあるので甘い醤油は合わないのだそう。

なるほど～そこまで意識して刺身を食べなかったから普通に食べてましたが、そういう理由があるんですね。

ただ、関東とかで刺身を食べたとき醤油の辛さへの驚きしか記憶に残りませんでした…
（逆もそうなんでしょうが）

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地域によって醤油も違う

地域によっても使われる醤油は違うみたいで、東北を含む東日本では、ほぼ濃口醤油が使われるそうです。

地域によっては魚醤（魚から作る醤油）の文化も残っています。

東京はいろいろな地域の人が集まってくるので、それに合わせて味覚もさまざまなので薄口醤油を使う場所も多いそうですね。

近畿地方は薄口醤油の発祥の兵庫があるので、薄口醤油が多く使われているそう。

ただ、濃口醤油やたまり醤油を使う家庭もあるのでいろいろな種類の醤油が使われているみたいですね。

醤油そのものの発祥も近畿地方と言われています。

甘口の醤油も南に行けば行くほど甘いそうで鹿児島の醤油が特に甘いみたいですね、特にこちらのヒシクの専醤という醤油は日本で１番甘いと言われています。

福岡のお店では変わった醤油も

と醤油は地域によっていろいろですね。

その分食べる楽しみ方もいろいろあると思いますが。

また、ボクの住んでいる福岡は何と全国で１番多い醤油の製造会社あるそうで、約100社もあるそうです。街の真ん中に醤油製造会社があるくらいですからね。

それくらい醤油会社が多いので変わった醤油の商品もいろいろあります。

こちら福萬醤油（福岡市天神）さんでは、無色透明の醤油（透明しょうゆ）やペットの猫や犬のための醤油、ヨーグルトやパンにかける醤油も。

さらには、ごとう醤油（福岡県北九州市）さんからはかき氷にかける醤油も販売しています。

今回、普段の会話からなんとなく醤油についての話題が出たのでこの記事を書きましたが、普通だと思っていた事が実はそうでない事もよくあると実感できました。

まあ、でもやっぱりボクは九州人だから甘い醤油の方が好きだなぁ〜

では、また。

◆今回参考にさせて頂いたページ